読書のポイント��
本 ＝ 著者の経験と智恵がつまっている。
本を読むのはキライ！という方、結構多いんじゃないですか？
もしくは、読むといっても漫画や芸能雑誌、スポーツ新聞ばかりという方。
「活字に慣れていないから頭が痛くなる」「無駄なお金を使いたくない」などいろいろな
理由があると思いますが、根底の理由はズバリ、「生活する上で必要ない」と思って
いるからではないですか？
「表面的な知識よりも現場での経験が大切だ！」「周りの優秀な先輩だって本なんて
読んでいない」こんな反論が聞こえてきそうです。
そう、本嫌いの大きな理由は、「自分の経験と実力があれば世の中を生き抜ける」
という思いでしょう。
確かに実力と経験は必要です。
いやむしろ、この２つがあれば間違いなくビジネスでもプライベートでも成功するでしょう。
私は読書とは、この実力と経験を最も効率的に学ぶことができる方法であると考えています。
「本を読むことで経験と実力がつく？もっともらしいが、本当なの？」
では少し見方を変えてみましょう。
人の経験を得る
私は読書をする際は、「本 ＝ 著者の経験と智恵」と考えています。
書いてある内容が技術的なものであれ思想的なものであれ、優れた本というものは、
著者が自ら経験し学んだり考えたりしたことを体系化し、現実での様々な検証を重ねた
ものを読者に提示しています。
つまり、書いた人の経験と、そこから生まれた智恵がつまっているのです。
人は実際の経験を通してのみ成長することができると思います。
「だったら本なんか読まないで外に出ればいい！」
その通り！確かに正論です 笑
でも、自分の生活をよく観察してみて下さい。
あなたは毎日、今までの考えを変えさせる様な新しい経験をしていますか？
もし新鮮な経験をしたとしても、あなたはその経験を分析し、そこから役に立つ
智恵を見つけられていますか？
実際、人が普段の生活を通して新たな経験と智恵を学ぶことは、意外に少ないのです。
そこで本の登場です。
ハードカバーであれ文庫であれ、本のページ数はだいたい200〜400。
構成はさまざまですが、1冊を読めば（全部読む必要はありませんが）だいたい作者の
言わんとすることが、さまざまな事例を通して理解できる様になっています。
例えば毎日仕事が終わってから寝るまでの1時間読書をするだけでも、仕事では
得ることのできない経験と智恵を学ぶことができるのです。
本を読む
↓
作者の経験を学ぶ
↓
実践することで、自分自身の経験にする
これを続けることで、普通に生活するよりも格段に効率的に、多くの経験を得ることができます。
ちなみに私のオススメは、朝起きてからの読書。
寝起きは一番頭がスッキリしているため、本の内容が頭に入りやすく、また脳に血が
回るため、眠気覚ましにもなります。
実力をつける
また実力に関しても経験を通して獲得することができると考えます。
社会で役に立つ実力とは、「難しくて新しい問題が起きても解決策を見出し、実際に
行動して解決する総合的な能力」といった感じでしょうか。
この場合の「実力」に必要なのは、優れた直観力・判断力とそれを裏付ける経験です。
直観力・判断力とはその人特有のもので、簡単に向上できるものではないと思っている
方も多いでしょう。
しかし足し算・引き算を知らないと数学の公式が解けないように、知識・経験がないと
判断基準がわかりませんし、何をどうすればいいのかなど検討もつきません。
逆に言えば、知識・経験を積むことで簡単な問題を解決する能力を少しずつ身につけ、
最終的には大きな問題でも解決できる実力を獲得することができるのです。
小・中・高と数学の公式をきちんと覚えて、はじめて難解な公式が解けるようなものです。
そしてその経験を積むために、読書は最も効率の良い手段なのです。
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