ビジュアルで考える・伝える
突然ですが、下のファイルを見て下さい。
ただし、3秒間だけ！その後はウィンドウを閉じて！
（ウィルスや変なページへのリンクではありません。）
ウィンドウを閉じたら、今度は下のファイルを、同じく3秒間だけ見て、ウィンドウを
閉じてみて下さい。
（ウィルスや変なページへのリンクではありません。）
では問題��
最初の文章には、何が書いてありましたか？
問題��
その次の写真には、何が写っていましたか？
どうですか？
おそらく、大半の人は、写真についてたくさん覚えているはず。
文章の方は、3秒では1行覚えられればいい方でしょう。
では、ちょっと話の視点を変えてみましょう。
もし上の写真と文章をパソコンに保存するとしたら、どちらのデータが大きいでしょうか？
そう、写真の方が断然データのサイズは大きい。
でも人間は、むしろサイズの大きい写真の方が簡単に覚えられます。
つまり人間の脳は、文字よりも絵（ビジュアル）の情報処理能力に長けているのです。
これは私の推測ですが、人間が文字を使い出したのは進化の歴史の中ではほんの
最近の出来事だからだと思います。
ホモ・サピエンスが登場してから、もしくは生命が誕生してから人間が文字を使うようになる
まで、生物は目や耳、触感などといった感覚器官を通して周りの情報を取り入れてきました。
つまり、脳の構造はこういった直接的な情報の処理に長けている。
しかし文字にする場合、こういった情報を「文字」という、全く違った、抽象的な媒体に変える
必要があります。
そして、その文字によって表された情報を理解するためには、頭の中で文字をもう一度、
ビジュアルや音などの情報に変換する必要がある。
目・耳・触感から得た情報（直接的な情報）
↓
文字（間接的・抽象的な情報）
↓
理解するために脳の中で直接的な情報に変換
この「文字→直接的な情報に変換」という作業は非常に高度な行動で、時間もかかってしまいます。
つまり、何かを文字で伝える場合、伝えられた相手にはかなりの負担がかかる。
だから、情報を扱う際には、以下のことを心がけると便利です。
�� 自分自身の中で、情報についてビジュアルを使って考える。
経済の情報や哲学の本など、読んでいて頭が痛くなる人は多いでしょう。
そんなときは、文字の情報を自分の頭の中で絵にして考えてみると、意外とすんなり頭に
入ってくるものです。
難しい問題をそのまま文字で考えると頭が痛くなりますが、絵にして考えると、脳は驚くほど
高い情報処理速度を見せてくれます。
�� 人に伝えるときは、図などのビジュアルを使って説明する。
プレゼンなどで、文字やトークだけを使って説明すると、聞いている相手も疲れてしまいます。
でも図などを上手に使って説明すれば、相手にとって「文字→直接的な情報に変換」という
作業をする負担がなくなるので、聞いていてずっと楽になるはずです。
この文字だらけのHPの構成も変えないといけませんね（笑）
