運動は頭にいい

 

よくテレビで、ビジネスマンが朝やお昼休憩中にジョギングする姿を見ます。
 
寒い冬の日も、蒸し暑い真夏でも、連日多くの人が健康的に汗をかいているようです。
 
 
昔から走ることが大嫌いだった私はある日、ふと疑問に思いました。
 
「なぜ彼らはこんな苦しい思いをして走っているんだろう?ダイエットのため?」
 
 
しかしよく見てみると、走っている人たちは大概スタイルもよく、精力的でダイエットなど
必要のなさそうな人たちばかり。
 
逆にダイエットが必要な体系の人たちがテレビに出てくるとしたら、大体は新橋の
酔っ払いサラリーマンへのインタビューです。
 
 
「なぜ仕事に精力的な人ほど運動を好むのか?
ひょっとしてジョギングには、健康以外にメリットがあるのではないか?」
 
ふと疑問に思い、考えてみました。
 
 
 
仕事において必要なものは何でしょうか?
 
知識、判断力、説得力、体力・・・
その人の仕事によって違うでしょう。
 
 
では、思い出してみてください。
 
風邪などの病気にかかったとき、あなたの仕事に必要な能力を、あなたは
発揮することができますか?
 
 
僕ならばまず無理です。
 
意識が朦朧とし、普段なら解けるような問題もただ頭の中を駆け巡り、会社のデスクにいても、
ただ時間だけが無駄に過ぎていきます。
 
そう、仕事に必要な能力は、健康な状態の時にのみフルに発揮されるのです。
 
 
 
また、こんな考えはどうでしょうか?
 
仕事で必要な能力は全て、脳を使うことによって生み出されます。
 
高度な判断力や部下の統率力などはもちろん、体力勝負の仕事であっても、
脳からの正しい信号がなければ筋肉を正しく動かすことは不可能です。
 
 
つまり質の高い仕事には健康な状態が必要不可欠であり、健康を保つ手段の一つとして、
多くの人がジョギングを行っているのではないのでしょうか。
 
ジョギングであれば走る時間やペースは自分でコントロールできるので、仕事で忙しい方には
うってつけです。
それにジョギングなら、スポーツクラブに通って高い授業料を払ったり、高価な道具を買う必要も
ないので、お金がかかりません 笑
 
 
また、脳が機能するためには大量のブドウ糖が必要です。
それはつまり、大量のブドウ糖を運ぶために大量の血液が必要であるということ。
 
 
定期的に運動をすれば、血流が早まり、新陳代謝が活発になり、血流が活発になります。
運動することで結果的に脳にも血液が流れやすくなり、脳の働きも活発になるのではないかと思います。
 
 
さらに、脳は体中の神経と、直接もしくは脊髄を通して結びついています。
 
脳は部位によって視覚情報を司る部分や聴覚、3次元情報を司る部分などにわかれていますが、
それぞれは完璧に独立して働いているわけではなく、お互いがつながりあい、一箇所の刺激が
他の部位に刺激を与えることがよくあるようです。
 
何気ない景色を見たりある動作をしたときに、全く関係ないことを思い出すことがあるのは、
そのためです。
 
 
脳は常に刺激を与え続けることで、大人になってからでも成長することが最近の脳科学でわかっています。
 
 
勉強による刺激だけでなく、さまざまな刺激を与えることで、脳のいろんな部分が成長させ、
他の人にはない発想をさせることは可能だと思います。
 
人生経験が豊富な人ほど面白い発想ができるように。
 
 
 
体を動かすには神経を通して筋肉に指令を出します。
 
そして、体を動かすことで、触覚・視覚・聴覚はじめ神経は周りから刺激を受け、それを脳に伝えます。
 
 
つまり運動とは、脳に刺激を与えることでもあると思うのです。
 
 
定期的な運動は、体の健康を保ち、脳に十分な栄養と刺激を与える上で非常に有効なのです。
 
 
ただし、運動だけすればいいというわけではありません!
 
これはあくまで脳が活発に働き、成長する下地を作るということです。
その上で、普段から自分で考えて行動することが大切だと思います。
 
 
いくら大都市にとつながる太い高速道路をたくさん作っても、大都市の経済自体が
変革し続け成長していかないと、都市に物資を供給する高速道路の利用は減ってしまいます。
 
するとその先にある地方都市も衰退し、最悪の場合は国自体が衰退してしまいますから。
 
 
別にジョギングでなくとも、野球、水泳、サッカー、ヨガなど、体を使うことなら何でもいいでしょう。
 
 私も早く仕事から帰れた日は、15分ほどジョギングをするようにしています。
 
 
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