(mixi日記)

2007年7月23日 「経営者の頭の中」

 

今日は仕事で忙しかったので、早めに切り上げて家に帰る。


蒸し暑さで汗だくだったのですぐにシャワーを浴び、さっぱりしたところでくつろぎモードへ。

夕食を食べた後、この前買ったロッキングチェアに座ると、満腹感とイスの揺れからか、
えもいわれぬ安心感。

コンビニで買ったコーヒーを飲みながら夕刊を読み、何気にテレビをつけると、
ちょうど「カンブリア宮殿」が始まる。


著名な経営者を招き、その人の仕事観を聞いたり、観客や視聴者からの質問に
答えてもらうこの番組。

普段なかなか意見を聞くことのできない経営者の、飾らない素直な意見が聞けるので、
非常に勉強になります。


今日は東証一部上場企業で、回転寿司チェーンを運営するくらコーポレーション社長、
田中邦彦さんのお話。


実は僕、この人はもちろんこの会社のことさえ知らなかったんですが、そうとうな
アイデアマンのようです。


リアルタイムで各店舗の厨房や寿司の回転状況をチェックできるシステムや、
食べた後の皿をテーブル備え付けの回収機に入れることで自動的にカウント、
5皿食べたらルーレットが回って当たればおもちゃプレゼントなど、わくわくするような
アイデアを大量に生み出しているのです。

しかも、そのどれもが経営や集客の効率化に直結しており、ただの発明おじさんでは
ないことは明らかです。

田中さんのアイデアの多くが大手回転すし会社にマネをされていることからも、
その実用性がわかります。


ただ、そのアイデアも全てが効果があるわけではなく、「実際は失敗することの方が多い」んだとか。

それでも恐れずに不必要なアイデアを捨て、新しいアイデアをどんどん出すからこそ、
アイデア同士が融合してさらに新しいアイデアが生まれるといった事もあるんでしょうね。


優れた経営者とただの発明おじさんの違いは、アイデアの数ではなく、数あるアイデアの
中から真に役に立つものを選び出し、使う人の立場になって実現できるかどうかにあるのかもしれない。

どこかの参議院議員選立候補者に会わせてあげたいもんです。


インターネットの普及により情報があふれ、消費者はいろんな製品・サービスの情報を
手に入れることができます。

情報が乏しかった頃は、メーカーが「これいいですよ!」と言えば、消費者はそれを信じて
買うこともありました。
 

でも今は消費者の方が製品やサービスについて詳しかったりします。

そんな消費者のニーズを満たすために企業は常に新しいものや販売形態を考えていきます。
そしてそれがさらに消費者の意識を変える・・・

そんな時代、常に新しいアイデアをこれまで以上の速さで生み出し続ける企業でないと、
今後生き残るのは難しいのかもしれません。


売上増加はもちろん、企業統治やIR、環境問題への取り組み等、これからの企業の課題は
より複雑になってきます。

しかし、それを実現するのは、会計のしくみや広報、社員の教育の仕方など、いろんな問題に
対するちょっとしたアイデアの積み重ねかもしれません。



最近なんかウンチクくさくていかんですね。

そして変な時間にコーヒー飲んだから全然寝れそうにない・・・

 

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